婚約指輪と結婚指輪

今以上に子孫を残す、一族の繁栄は重要視されていましたから、カップルの心をしっかり自分につなぎ止める事と、契約の印なるリングは重要な役目を果たしました。装飾を施すようになったのは彫造技術が向上した後の時代になってからで、始まりは石のリングだったのです。キリスト教会で正式に愛の契約の形として認められるようになる頃には、まず庶民の間で結婚指輪が広まっていきました。

つなぎ目のないリングの形は永遠不滅および太陽や月の力のシンボルという意味を持ち、そこから高じて婚約指輪へと発展していったのです。同様に結婚指輪を左指にはめるのも、古代エジプトより伝わる神秘の力が薬指に宿るという意味から来ています。いずれも愛の形なのですが、婚約指輪が愛の証に対して結婚指輪は契約というようにさらに確かな保証を意味するものです。

ダイヤモンドが婚約指輪と結びついた背景には宝石商の思惑がかなり絡んでいる部分はあるものの、あの輝きがピュアな愛と絆を象徴するものというとらえ方をする人も多いのです。婚約指輪は結納や親戚の集まりでお披露目するという意味もありますから、結婚指輪よりも早く準備するのが一般的です。予算もかつては給料の3倍と言われていましたが、今は給料1ヶ月分程度が通例となっています。婚約指輪と結婚指輪をセットではめるケースもありますが、結婚指輪と兼用で購入するケースもあり特定の決まりはありません。二人で話し合って納得できる形で考えていくのが妥当です。既製品・フルオーダー・セミオーダー・お手製でもあらゆる形で作成できる店舗がほとんどです。